トルテックの自由の道② 変容の技術 : 第２の意識の夢　〜トルテックの教え〜

あなたが今見ている夢は、あなたの注意を引っかけて、その信念を吹き込む外側の夢の結果であるあることは、すでに述べた。飼い慣らしのプロセスとは、「第１の夢の意識の夢」とも呼ばれる。なぜなら、飼い慣らしこそ、あなたの意識が初めて、あなたの人生の夢を作るのに使われる方法だったからである。

自分の信念を変えるには、意識を全て自分の合意や信念に向け、それらの合意を変更することである。そのためには、あなたは自分の意識を再度使わなければならない。こうして「第２の意識の夢」、あるいは新しい夢が生まれる。

第１の夢と第２の夢の違いは、あなたがもはや無知ではないことだ。子供の時は仕方がない。子供の時は、他に選択肢がない。しかし、あなたはもはや子供ではない。何を信じ、何を信じないかは、あなたの選択にかかっているのだ。　何を信じるかは、あなた次第だ。そしてその中には、あなた自身も含まれるのである。

最初のステップは、心を覆っている霧に気がつくことである。あなたは、自分がいつも夢を見ていることに気がつくつかなければならない。この気づきによって、自分の夢を変容させる可能性が出てくる。人生の全てのドラマが、自分の信念の結果であり、その信念がリアルなものでないと気がついた時、あなたはその信念を変え始めることができる。しかし自分の信念を本当に変えるためには、どこを変えたいのか、自分の意識の焦点を、そこに当てる必要がある。変えたいと望む合意をよく知らなければ、変えることはできない。

したがって、次のステップは、あなたを不幸にしている信念、自分を縛りつけている、恐れをもとにした信念に対する気づきを育てることである。自分の持っている全ての信念、全ての合意の棚調べをする。このプロセスによって、あなたは変容を開始するのだ。トルテックは、これを変容の技術と呼ぶ。これがマスターすることの全てなのである。自分を苦しめる恐怖私基礎にした合意を変え、自分自身の心をプログラムし直すことで、変容の技術をマスターする。この方法に１つが、例えば「４つの約束」にような、元の合意の替わりとなる合意を探究し、採用することである。

４つの約束を採用しようと決めることは、寄生体に対して、自分が自由私回復するという戦いを宣言することである。４つの約束は、感情の苦痛を終わらせ、人生を楽しみ、新しいゆめを始める可能性のドアを開く。自分の夢の可能性を探索するのは、あなた次第である。４つの約束は、変容の技術をマスターし、自分う縛るような合意を破り、力を回復し、より強くなり得るように考えられている。強くなればなるほど、あなたはより多くの合意私破る力を持ち、やがて全ての合意の核心にまでたどり着くことができるだろう。

全ての合意の核心にたどり着くことを、私たちは、「砂漠に行く」と呼んでいる。砂漠に行くと、あなた次第悪魔と１対１で対決する。砂漠から出てきた時、全ての悪魔は、天使となっている。

４つの約束を実践することは、非常は力技ではある。自分ので心にかかっている黒魔術を破ることは大きな個人の力を必要とする。古い合意を１つ破るごとに、あなたは、新しい力を得る。したがって最初は、小さな、それほどの力を必要としない合意を破る。こうした小さな合意を破っていくことで、あなたは最終的に心の中の巨大な悪魔に対決するだけの力を獲得するのだ。

例えば、唱うのを止められた小さな女の子は、今や２０才であり、でも、まだ唄うことができない。自分の声が醜いという信念に打ち勝つには、「下手でもいいから、唱ってみよう」と自分に言うことである。そして、誰かが拍手して、「とても上手だわ」と言うことを想像してもよい。こうして破られる合意は、とても小さなものかも知れないが、彼女はすこしずつ力を獲得し、やがて最終的に合意を破ることができる。

これが地獄の夢から抜け出す１つの方法である。しかし、自分を苦しめる合意を破るごとに、その合意を、自分を幸せにする合意と取り替えなければならない。でなければ、古い合意が戻ってきてしまう。同じ場所に新しい合意を入れておけば、古い合意は永久にどこかへ行ってしまう。そして、その場所には新しい合意があることになる。

心の中には、多くの強い信念何あって、今述べたプロセスを実践することがほとんど不可能にさえ思える時がある。したがって、あなたは一歩一歩、忍耐強く進まなければならない。と言うのも、これはゆっくりしたプロセスだからだ。今のあなたの生き方は、長い年月かかった飼い慣らしの結果なのである。あなたは、それを１日できる破ることはできない。合意を破ることが非常に難しいのは、私たちが１つ１つの合意に言葉の力を込めるからである。

１つの合意を破るには、それと同じくらいの力が必要である。ある合意を作ったよりも少ない力で、その合意を変えることはできない。そして、私たちの力のほとんどは、自分と結んだ約束を守ることに費やされているのである。なぜなら、私たちの合意は、実際には強い中毒のようなものだからである。私たちは、現在の自分というものに中毒している。私たちは、怒り、嫉妬、自己憐憫というものに中毒している。

私たちの人生の夢を支配しているこうした古い合意は、何度も何度も繰り返し自分に言い聞かせて、できたものである。したがって、４つの約束を採用する時は、実際の場面で、何度も何度も繰り返さなければならない。新しい合意を、自分の人生で実践することは、あなたの最高の部分をさらに良くすることである。繰り返すことこそが、マスターにつながる。

4つの約束　ドン • ミゲル • ルイス

より抜粋、要約

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