新しい夢 地上の天国 〜トルテックの教え〜
これまでに、あなたの人生で学んだ全てのことを忘れてもらいたい。これは新しい理解、新しい夢の始まりである。
あなたの生きている夢は、あなたが作り出したものである。それは、あなたがいつでも変えることのできるあなたのリアリティに対する受け取り方なのである。あなたは地獄を作り出す力も持っていれば、天国を作り出す力も持っている。なぜ、違った夢を見ようとはしないのか。天国の夢を見るために、あなたの心、あなたの想像力、あなたの感情を使おうとはしないのか。
想像力を使うだけで、素晴らしいことが起こる。いつでも、望んだ時、世界を異なった目で見ることのできる力が備わっていると想像してみよう。目を開けるごとに、あなたは周りの異なった仕方で見るのである。
目を閉じてみよう。それから目を開けて、外を見る。
あなたは、木々から愛が生まれてくるのを見る。空から愛が降り注ぐのを見る。光から愛が溢れ出るのを見る。あなたは、周りの全てのものから愛を感じとる。これが至福の状態なのである。あなたは、自分や他の人全てを含めた全てのものから、直接、愛を感じとる。人間は悲しんだり、怒ったりしていても、そうした感情の陰に、あなたはその人たちが愛を送り出しているのを見る。
あなたの想像力と、知覚の新しい目を使って、私はあなたに、自分が新しい人生、新しい夢、もはや自分を正当化する必要のない、ありのままのあなたでいる人生を送っているところを見てもらいたい。
あなたは幸福であり、本当に人生を楽しむことが許されている。あなたの人生は、自分自身や他の人たちとの葛藤から自由なのである。
⭐︎自分の夢を表現することを恐れない人生を想像してみよう。あなたは自分が何を望み、何を望まず、いつ、望むのかを知っている。あなたは本当に自分が望むように、自分の人生を変える自由がある。あなたは自分が必要とすることを欲すること、何者に対してもなんに対してもイエス、ノーを言うことを恐れない。
⭐︎他の人から裁かれる恐れのない生活を想像してみよう。あなたは、もはや他の人がどう考えるかによって、自分の行動を決めない。他の人の考えは、あなたの責任ではない。あなたは他の人の考えをコントロールしようとは思わないし、誰もあなたをコントロールできない。
⭐︎他の人を裁くことのない生活を想像してみよう。あなたは簡単に他の人を許し、裁きを水に流すことができる。あなたは正しくある必要はないし、他の人を間違っていると言う必要もない。あなたは自分や他の人を尊重する。そして、他の人はあなたを尊重するだろう。
⭐︎愛すること、愛されることの恐れのない人生を想像してみよう。あなたは拒絶されることも恐れないし、受け入れられる必要性も感じない。あなたは、恥ずかしさも自己正当化も気にせずに、「あなたを愛しています」と言うことができる。あなたは、世界に対して完全に心を開くことができ、傷つくことを恐れないでいられる。
⭐︎リスクを負うこと、充分に生きることを恐れない人生を想像してみよう。あなたは失うことを恐れない。
⭐︎ありのままの自分を愛することを想像してみよう。あなたは、ありのままの自分の身体、ありのままの自分の感情を愛する。あなたは、ありのままのあなたがいかに完全であるか、知っている。
こうしたことを想像してもらったのは、全て完全に実現が可能だからである。あなたは、至福の状態、神の慈悲に抱かれた状態、天国の夢の中で生きる。しかしこの夢を経験するためには、あなたはまずそれを理解しなければならない。
愛だけがあなたを至福の状態に置く力を持つ。至福の状態にあるとは、愛の中にいるということである。愛の中にいることは、至福の状態にいるということである。あなたは雲の中に浮かんでいる。あなたは、どこへ行っても愛を感じる。常にこう生きることは、完全に可能である。それが可能なのは、実際、そう生きたり、生きている人がいるからであり、その人たちはあなたと変わったところがあるわけではない。その人たちは、至福の中に生きている。それは合意を変えたからであり、異なった夢を見ているからである。
いったん、この至福の状態に生きることがどんなことかわかると、あなたはそれを愛するようになる。あなたは地上の天国が真実であること、天国が本当に存在することを知る。天国が存在し、そこに留まることが可能であることがわかると、後はどうするのかは、あなた次第である。
この世界は、非常に美しく、また素晴らしいところである。愛があなたの人生となれば、人生はとても優しいものとなる。あなたはいつも愛に満ちていることができる。それは、あなたの選択だ。あなたは愛する理由を持たないかも知れない。しかしあなたは愛することができる。それは、愛がとてもあなたを幸福にするからである。愛が、あなたに心の平和を与える。それは、あなたの受け取り方全てを変えてしまう。
あなたは全てを愛の目で見ることができる。あなたは、周りのもの全てに愛を感じることができる。このように生きている時、あなたの心には霧がかかってはいない。ミトーテは完全にどこかへ行ってしまっているのだ。これこそ人間が何世紀にもわたって求めてきたものである。何千年にもわたって人間は、幸福を求めてきた。幸福とは、失われた楽園である。人間はそこへ行こうと、非常な努力を払ってきた。それは心の進化の一部である。それは人間の未来なのだ。
こうした人生は可能である。それは、あなたの手の中にある。モーセは、それを約束の地と呼んだ。ブッダは涅槃と呼び、イエスは天国と呼んだ。トルテックは、それを新しい夢と呼ぶ。残念なこと、あなたのアイデンティティは、この地球の夢と混じってしまっている。あなたの信念や合意は、全て霧の中にある。あなたは寄生体の存在を信じ、それを自分だと信じ込む。そのために、それを流し去ることが難しいのだ。寄生体を手放し、立ち去らせ、愛を経験する空き地を明けることが。あなたは「裁判官」に執着し、「犠牲者」に執着する。苦しむことで、あなたは安心する。苦しみこそ、お馴染みのものだからだ。
しかし苦しみには、全く理由がない。たった1つ理由があるとすれば、それはあなたが選んでいるからである。自分の人生を眺めれば、苦しむ言い訳はいろいろ見つかるだろうが、本当の理由は見つからないだろう。同じことが幸福についても言える。あなたが幸福であるたった1つの理由は、あなたが幸福であることを選んだからである。幸福とは、それを選択することであり、苦しみもまた同じでである。
人間の運命からは逃れることはできないかも知れないが、選ぶことはできる。自分の運命を苦しむのか、選ぶことはできる。地獄に生きるか天国に生きるのか、選ぶことはできる。私は、天国に生きることを選ぶ。あなたは、何を選ぶだろうか。
4つの約束 ドン • ミゲル • ルイス
より抜粋、要約
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